畳の用語
畳床(たたみとこ)
畳表を取り付ける土台にあたるものです。
昔は稲ワラが主流でしたが、現在は化学床を使用することが多くなりました。
表替え(おもてかえ)
畳床はそのままで表面の畳表を取り替える事を言います。(縁交換も含む)
一度裏返しが済んだあとでしたら、特に取り替え期間というものはありませんが、青畳はとっても気分の良いものです。定期的な畳替えで爽やかで快適な住生活をオススメ致します。
なによりもお客様ご自身が畳の古さをお感じになった時が "一番"の取り替え時期です。
裏返し
現在ご使用中の畳表を一旦剥がし、ひっくり返して再び縫い付けることを言います。(縁交換も含む)
畳を新調、又は前回の表替えから4年~5年で裏返しして頂くのが最も効果的です。
使用材料によっても異なりますが、5年以上経過すると、裏側の変色が進行して畳表の青さが薄れて来ます。
後は年数と共に次第に変色を増しますので、早期の裏返しをお勧め致します。
イ草(いぐさ)
畳表の材料となる多年生の植物です。もともとは湿地に自生していましたが、現在は栽培種を畳表として利用しています。一枚の畳表を織るのに、およそ四千本のイ草が使われています。「昔は髄の部分を灯心に用いたので、「灯心草」とも呼ばれていました。
厳寒の真冬に植え付けたものを真夏の炎天下に刈り取り、泥染め乾燥したうえで、長さ・太さ・色調など一定の基準で選び抜かれたものだけが使われています。
畳縁(たたみへり)
畳の長い方の辺に付ける布です。
素材だけでなく色や柄も様々ですので、お好みに合うものをお選びいただけます。
畳表(たたみおもて)
イ草を緯とし、糸を径として製織したござのようなもので、畳の表面に使われます。産地毎にそれぞれ標準品から特選品までいろんなグレードがあります。
イ草を畳表に織る際の経糸の違いや草の長さの違いサイズなどによって多様に分類され、畳表を選ぶ際の目安になります。